ある日のある女の嘆き

合わない人とひとつ屋根の下に二十四時間一緒に暮らすという苦しみ。

その苦しみを取り除いてあげることのできないもう一人の自分。

自分で自分を助けてやれない苦しみ。

教えてよ誰か、知っているならその方法を。

苦しみを少しでも、癒してやりたいのに・・・・

嘘つきなひと。

ごまかしてずうっと生きてきた?

問題や物事を捻じ曲げて生きてきた?

妻を、「お母さん」、自分を「お父さん」と呼ぶ。

そんな男を捨てることのできない己。

教えて、誰か教えて、一人で生きていける方法を。

だれか救って、こんな私を。

そんな人はこの世のどこを探したっていない。